カードは、番号をひとつ入れておく容れ物
店舗カードを裏返しても、載っているものはわずかです。バーコードと、その下に印刷された同じ値だけ。このバーコードは、どこかにあるアカウントへのリンクではありません — バーの形で描かれた会員番号そのものです。
読み取りに失敗しても、レジの店員が番号を打てば済むのはそのためです。数字とバーは同じことを言っています。
会員証のコードは、四角ではなく線がほとんど
人が持ち歩くコードは、圧倒的に一次元です。一方向から読む、1列のバー。スーパーのカードはたいていただのEAN-13で、ジムや図書館のカードはCode 128かCodabarです。
そのコードを複製しても、複製されるのはコードだけです。代わりに署名付きのパスにできるかどうかは、店舗側の判断です: Apple・Google Walletのカード
画面を読めるスキャナーは1種類だけ
レジのカウンターに置かれているバーコードの読み取り機は2系統あり、正反対の仕組みで働いています。
レーザースキャナーは戻ってくる光を待っている
コードの上に光線を走らせ、返ってきた光を読みます。白い隙間は反射し、黒いバーは反射しません。画面は光を反射せず、自ら光を発します。光線には拾えるものがなく、スマートフォン側のどの設定を変えても、これは変わりません。
カメラ式スキャナーは写真を撮っている
目の前にあるものを撮影し、その画像を解析します。光っている画面も、ごく普通の被写体です。最近のレジはたいてい何事もなくスマートフォンを読み取ります。読めないレジと押し問答をしても、結果は変わりません。
| 読み取る対象 | レーザースキャナー | カメラ式スキャナー |
|---|---|---|
| 印刷されたプラスチックカード | はい | はい |
| 光っている画面のコード | いいえ | はい |
| バッテリー節約のために暗くした画面 | いいえ | 読みにくい |
| 汚れやひびのある画面 | いいえ | 読みにくい |
| 照明の下や日なたにある画面 | いいえ | 読みにくい |
| 色付きやグラデーションのコード | いいえ | 読みにくい |
- レーザーの列は最後まで変わりません。障害になっているのは画面の状態ではなく、画面そのものだからです。
- 白地に黒いバーがいちばん読まれやすく、色付きやグラデーションのコードは成功率を下げます。
明るさは最大にするものではなく、釣り合わせるもの
スライダーを上限まで動かすのは、半分だけ正解です。その場所に必要な明るさを超えると、画面自体がぎらつきを生みます。ぎらつきは、暗さと同じようにコードを隠します。
効くのは次の4つです。試す順番もこのとおりです:
- 画面を拭きます。指紋は、カメラにとってバーの欠落と同じです。
- 画面の向きをロックして、差し出すときにコードが回らないようにします。
- 明るさを上げます。ただしぎらつきの手前で止め、真上の強い照明からは角度をずらします。
- 番号を覚えておきます。2回断られたら、3回目を試すより読み上げるほうが早く済みます。
カードを開いた画面に、拡大ボタンと明るさボタンが並んでいるのはそのためです。画面いっぱいのコードは、カードよりはるかに大きな的になります。
財布に残さなければならないカードもある
ウォレットアプリが複製するのはバーコードだけです。そのカードが果たしていた他の役割までは複製できません。
- 顔写真が入っているカードや、係の人が目で確認するカード。
- ICチップや磁気ストライプのあるカード。読み取り機はタッチやスワイプを前提にしています。
- 決済手段を兼ねているカード。別のルールが適用されます。
- コードの読み取りではなく、NFCのタッチで動くもの。
いずれの場合も、確認されているのはバーコードではありません。複製して手に入るのはカードの絵であって、カードそのものではありません。
読んだだけでは、手元の1枚がどちらに当てはまるかは分かりません。プラスチックをポケットに入れたまま、空いている時間にスマートフォン側を一度使ってみてください。
財布のプラスチックの多くは、スーパーのものではない
財布の中身をテーブルに出してみると、店舗カードはたいてい少数派です。残りは会員証です。ジム、図書館、薬局、美術館、駐車場の登録、ギフトカード。
どれも、誰かが読み取るコードで本人を確認しています。必要な条件はそれだけです。
まず移す価値があるのは、めったに使わないカードです — 年に2回使う図書館のカードは、いま着ている上着には入っていません。30枚を見つけられる状態に保つのは、また別の仕事です: バーコード整理アプリ
電波がいちばん悪いのは、カードを使う場所
こうしたカードが必要になる場所を思い浮かべてください。地下のスーパー。壁の厚いジム。データ通信がローミングになっていて、オフにしてある店。
サーバーからカードを取りに行くウォレットは、よりによってその瞬間に読み込み中の表示を出します。後ろの列は待ってくれません。
保存したコードは端末内のデータから描画されるため、機内モードでも開けます。
ストアのページ、購入、iOSのiCloud同期には通信が必要です。どこにもアカウントは登場しませんが、その話はそれ自体がひとつの主題です: アカウント不要のウォレット
話を身も蓋もなく言えばこうです。カードは、地下で、レジで、後ろに列がある状態で、そこになければ意味がありません。ScanKeeperに入れておく。そうすれば、端末がどこにもつながらなくても、番号は手元にあります。
プラスチックのカードがスマートフォンに入るまで
- 01
プラスチックのカードのコードをスキャンする
印刷されたコードをカメラの枠に収めます。認識は端末上で行われ、値は印刷されたとおりに保存されます。

印刷されたコードを一度読み取るだけ。 - 02
名前と色を付ける
片手で選び出せるカードかどうかが、さっと提示できるか、後ろの列を待たせるかの分かれ目になります。

急いでいるときは、色が目印になります。 - 03
フォルダに入れる
フォルダを使えば、ジムのカードと買い物のカードが混ざりません。フォルダ、コレクション検索、CSV書き出しはScanKeeper Premiumに含まれます。

実際に使う場所でまとめます。 - 04
拡大と明るさのボタンを見つける
カードを開くと、コードと、コピーボタン付きの値、そして形式が表示されます。拡大と明るさのボタンは並んでいます。

通信なしでも保存コードを使えます。 - 05
カウンターで差し出す
拡大すると、コードは横向きになり、最大の明るさで画面いっぱいに広がります。2回続けて読み取れなかったら、番号を読み上げてください。
カードよりも大きな的になります。
カードがスマートフォンに移ると何が変わるか
画面がそのままカードになる
スマートフォンの画面いっぱいに広がるコードは、印刷されたコードより大きな的になります。
列に並んでいる間、読み込むものがない
カードは端末内にあるデータから開くので、電波が1本しか立たない売り場でも変わりません。
ポケットに入れるものはひとつ
十数枚のカードが、もともと持ち歩いていたスマートフォン1台になります。
始める前に知っておくこと
財布の中のカードは、すべてスマートフォンへ移せますか?
レジのスキャナーが読むバーコードやQRコードが付いていれば使えます。ScanKeeperはQR Code、EAN-13、EAN-8、UPC-A、UPC-E、Code 128、Code 39、Code 93、ITF-14、Codabar、PDF417、Aztec、Data Matrixに対応します。NFCのタッチだけ、または店舗アプリの中だけで動くカードはバーコードではないため、この方法では複製できません。
ある店ではスマートフォンを読み取れて、別の店では読み取れないのはなぜですか?
置いてあるスキャナーが違うからです。カメラ式スキャナーはコードを撮影するので、画面もひとつの被写体にすぎません。レーザースキャナーは跳ね返ってくる光を必要としますが、画面は自ら光を発します。
明るさは最大まで上げるべきですか?
上げてください。ただし、むやみにではありません。その場所に必要な以上に明るい画面は、それ自体がぎらつきを生み、ぎらつきはコードを隠します。バーがくっきり見えるところまで上げれば十分です。
コードが読み取れません。どうすればよいですか?
画面を拭いて、角度を変えてもう一度試してください。それでも読めなければ、数字を使います。バーコードの下の番号が会員番号で、レジの店員が入力できます。
画面の割れや汚れは影響しますか?
影響します。汚れやひびは、カメラが読もうとしている模様を分断します。傷だらけのカードと同じです。拭けばたいていは直ります。
ポイントやクーポンもバーコードと一緒に移りますか?
移りません。ポイント、購入履歴、特典は店舗のポイントプログラム側にあり、そこはバーコードが持つ番号であなたを識別しています。
Apple WalletやGoogle Walletと同じものですか?
違います。あちらに入るのは、店舗が発行して署名したパスです。ScanKeeperはパスを作ることはなく、自分でスキャンしたコードを保存します。
プラスチックのカードは捨ててよいですか?
初日は残しておいてください。カードをポケットに入れたまま、いつも行くレジでスマートフォン側を一度使ってみます。

