ウォレットがアカウントを求める理由
ごく普通の製品上の理由があります。アカウントがあれば、コレクションの置き場所が端末の外にもでき、2台目や故障後の買い替え先でも同じ一覧が出てきます。また、リリースを出さずに店舗ロゴの共通カタログを更新でき、再インストールしても消えない識別子を企業側が持てます。
どれも実際に役立つ機能ですが、画面にバーコードを表示するために必要なものは1つもありません。数字と形式さえアプリが持っていれば、端末はオフラインでもコードを描き直し、保存している限り使えます。つまり問うべきは、アカウントなしでウォレットが動くかどうかではなく、その機能のうち自分が実際に使うのはどれか、です。
無料ウォレットの収益源
アプリを作り、2つのプラットフォームで動かし続けるには、値段が付いていてもいなくても費用がかかります。この分野では、その費用の回収方法は3つのどれかです。
01
広告収入
アプリに広告枠があり、表示回数で収益を得ます。広告ネットワークは表示の計測と回数制限のために識別子を求めるので、広告収入型のアプリはiOSでトラッキングの話題に入ってきます。この取引をどう評価するにせよ、少なくとも見えてはいます。広告は目に入るからです。
02
どこで買い物したかのデータ
会員証ウォレットは買い物のすぐ隣にあるため、買い物の習慣そのものが他社の買いたいデータになります。仮想の市場ではありません。FTCは実際に、あるショッピング特典企業に、精密な位置情報の販売を禁止しました。対象になったのは、自社アプリと他社アプリに組み込んだSDKを通じて集めたデータです。これは、あなたが入れているウォレットの話ではありません。ただ、この分野に買い手がいる理由ではあります。
03
有料機能
地味な方法です。アプリは無料で、一部の機能が有料。その機能を求める人が残りの費用を負担します。価格が裏ではなく目の前にあるやり方です。ScanKeeperはこの形です。スキャン、保存、命名、編集、全画面表示はカード枚数の制限なく無料で、フォルダ、検索、CSV書き出し、ウィジェットがPremiumです。
3つのどれも、それ自体が不誠実なわけではありません。違うのは、自分がどれの中にいるかをどれだけ簡単に見分けられるかです。
このアプリを含め、どんなアプリにも使える4つの確認
誰かの言葉を信じる必要はありません。当社の言葉も同じです。どのアプリを選ぶ場合にも役立つ、4つの確認方法です。
ストアのプライバシー表示を読む
インストールする前にApp Storeの「Appのプライバシー」も、Google Playの「データセーフティ」も、そのアプリが何を集めるかを示します。ただし書いているのは開発者自身なので、測定結果ではなく申告として読んでください。「詳細情報なし」と出ているのは、まだ答えていないという意味であり、申告する内容がないという意味ではありません。
求められる権限を見る
システム設定でカードウォレットがカメラと写真ライブラリを求めるのは当然です。ただ、バーコードを並べるだけのアプリが位置情報や連絡先、通知を求めるなら、一度立ち止まる価値があります。どちらのプラットフォームでも、後から権限を確認して取り消せます。
どこまで進むと本人確認を求められるか試す
最初の1分インストールしたら、目的そのものを試します。カードを1枚追加するだけです。そこに登録画面が立ちはだかるなら、アカウントは便利さではなく必須条件です。それは20枚目ではなく1枚目で分かったほうがいいはずです。ゲストモードがある場合は、再インストール時にゲストのデータがどうなるかも確認してください。
機内モードにして保存カードを開く
10秒いちばん手早い確認です。カードを保存し、通信を切って開きます。コードが出れば、それは端末内にあります。読み込み中の表示が出たなら、取りに行っていたということで、電波の届かないレジでも同じ画面になります。
アプリが求めるもの
| 確認すること | アカウント型ウォレット | ScanKeeper |
|---|---|---|
| アカウント・登録 | 必須 | なし |
| メールアドレス | 自分のログイン | 要求されない |
| 位置情報 | 近くのお得情報 | 要求しない |
| プッシュ通知 | 特典、リマインダー | なし |
| 広告 | 広告枠とSDK | なし |
| 分析 | 本人に紐づく | 匿名のみ |
| オフライン対応 | 保証なし | 常に必要 |
| カードの保存先 | 企業のサーバー | 自分の端末 |
| CSVへ書き出し | アカウント経由 | はい* |
* Premium
中央の列はアカウント型ウォレットの一般的な作りであり、特定のアプリについての主張ではありません。
インストールは無料で、入力するものもありません。
アカウントなしで諦めるもの
任意の端末どうしを同期する仕組みはありません。当社のサーバーに何も置いていないので、まだ設定していない端末や他人のタブレット、iOSとAndroidの間へコレクションを送る手段もありません。iPhoneとiPadではiCloud同期を有効にでき、当社のアカウントではなく自分のiCloudを使います。Androidに同等の機能はありません。
復旧はパスワードの再設定ではなく、バックアップから行います。端末をなくしても、端末バックアップから、または有効にしていればiCloud同期からカードが戻ります。当社側からコレクションを復元するリンクはありません。当社側にコレクションが存在しないからです。手間をかけて作ったコレクションなら、必要になる前にCSVへ書き出しておいてください。
手に持ったスマートフォンでレジに出すウォレットなら、その取引はたいてい正しい選択です。それでも、意識して選ぶ価値はあります。
ここから先は
ScanKeeper Appの使い方
入れたらすぐカードへ
ダウンロードから1枚目のカードまで、間に何もありません。登録フォームもメール欄もパスワードもなしです。
手元のカードをスキャン
カードのバーコードにカメラを向けます。認識は端末上で行われるため、必要な権限はカメラだけです。
自分で名前を付ける
スーパーの識別番号は1か月後には何の意味も持ちません。普段の呼び方で名前を付け、色や画像を添えて見分けやすくしましょう。
通信の有無にかかわらずレジで提示
カードを開き、コードを全画面・最大の明るさに広げます。端末内のデータから描画するので、電波のない列に並んでいても変わりません。
始める前に知っておくこと
本当にアカウントなしでScanKeeperを使えますか?
そのとおりです。登録画面もパスワードもメール欄もありません。インストールしてカードを追加するだけです。
機種変更するとカードはどうなりますか?
カードは端末バックアップと一緒に移ります。iPhoneとiPadではiCloud同期も有効にでき、同じAppleアカウントでサインインした端末にコレクションを復元できます。Androidに同等の同期はありません。
他のウォレットアプリからカードを移すには?
すでに写真やスクリーンショットとして端末にあるなら、一括読み込みを使います。1回で最大50枚を端末上で読み取ります。なければ実物のカードをスキャンしてください。
アプリを削除するとデータはどうなりますか?
他のアプリのローカルデータと同じく、カードも一緒に消えます。先にコピーを取るなら、Premium機能のCSV書き出しを使うか、端末バックアップが実行済みか確認してください。
ScanKeeper に広告は表示されますか?
集めません。アプリに広告も広告SDKも含まれていません。
アプリはどの権限を求めますか?
コードをスキャンするためのカメラと、画像からコードを読むための写真ライブラリです。位置情報は求めず、プッシュ通知も送りません。
アカウントなしでも分析データを集めますか?
TelemetryDeckによる匿名の利用回数と、Sentryによるクラッシュ報告だけです。広告識別子は使いません。どちらもアカウントには紐づきません。そもそもアカウントがないからです。
保存したカードはオフラインで使えますか?
はい。スキャン、保存、整理、保存コードの表示はすべて通信なしで動作し、機内モードでも使えます。
無料と有料の範囲は?
スキャン、保存、編集、命名、全画面表示は無料で、カード枚数に制限はありません。Premiumではフォルダ、検索、CSV書き出し、ホーム画面ウィジェットが加わります。